2006.11.08 Wednesday
(以下は転載、リンクOKです。エッセイは非戦を選ぶ演劇人の会の総意ではなく、実行委員個人の責任において書かれています)
「全体主義国家は経済的か?(11)
〜憲法9条は経済的か?(7)愛は残酷なもの〜」 補記
先日書いたエッセイに付けたしです。
安倍さんは、欧米と同じ9月開始の学制にしたいと言っているようですが、そんな部分を真似るより、入学の門戸はある程度大きく開き、卒業を簡単にはさせないような大学の制度にする、という部分を真似た方がいいと思います。小中高が、大学受験のための予備校のようになってしまって、肝心の大学に入ったら遊びほうけているというのが、日本の教育制度の一番の問題だろうと思います。入ることが重要ではなく、出るまでにいかに学んだかが評価されるようになれば、日本人は変わります。未履修の問題は、受験中心主義がなくなれば、二重基準そのものがなくなるので解決します。いじめの問題も、クラスメート=ライバル(敵)という不信感が理由の一つにあることは間違いないので、減ることと思います。
教育の基本法という根本の部分を国会で議論しているのですから、少子化に伴い、少人数制の教師の負担の少ない学級編成なども含め、具体的かつ本質的な問題を議論していただきたいと思います。
で、やはり、現在の教育基本法に違反する行為(不当な支配)をしてまで、国会議員と内閣と文部科学省が癒着一体化して(三権分立にも違反して)、基本法を変えようとするのは、何かの陰謀のように思えてなりません。
やらせミーティングの続報は以下。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/3f804700cc5ff749855636f2858ab2e9
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20061108/mng_____tokuho__000.shtml
http://www.excite.co.jp/News/politics/20061107233900/20061108M10.135.html
多分、普通に暮らしてると、東京都や各地で教育委員会の通達や強制、解雇の脅しによって先生がどれだけ苦労しているか(自殺、ノイローゼ、退職など)、子供たちや親もその状況をどれだけ不安に思い、怒っているのか、判らないのだろうと思います。
以下、学校からの反対の声の記事
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20061103/mng_____tokuho__000.shtml
与党の教育基本法の射程は、家庭、社会全体なので、ほんとに、先生達の置かれている状況は、明日は我が身なんです。(「茶色の朝」の、今、何頁目だろうと、深く考えると怖くなります)以下、「茶色の朝」の紹介。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4272600478
教育によって、安倍さんはご自分の考えを広めたいと思っているのだろうと、私は書きましたが、実は、この内実はかなり複雑だろうと考えています。まず、安倍さんの周りには色々な利権があり、安倍さんを担ぐことでは一致していても、考え方や目指すものが、それぞれの集団によって異なるだろうから、安倍さんの「考え」が、その内の誰の考えなのかが、判りにくいこと。また、安倍さん自身、周りの人に与えられたペーパーを読むだけの機械ではありませんから、どこかで、ご自分の欲望を具現化させようとするだろうこと。
今までの自民党的利権とは、明らかに異なる利権が安倍さんの周囲にはありそうなので、日本が滅びる可能性は大だと、私は考えています。
以下のきっこの日記で、安倍もしくはアベで日記内を検索すると、すごく沢山、ヒットします。どんな利権がありそうか、皆さんも考えてみて下さい。
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
いずれにしろ、現在の教育基本法を変えるメリットは全くありません。(基本法の下にある、具体的な条例などを国民の立場にたって、変えることが先決)特に、国家権力への縛りをかけている部分は、絶対に、変えてはいけません。(今でさえ、それが守られていないのですから)
また、女性の方々は、与党の法案では男女共学という文言が削られていることを甘く見ない方がいいと思います。教育勅語を暗唱する議員や、男女席を同じうせず、を本気で考えている与党議員は、沢山いるのですから。子供を戦地に行かせるために、まず、利用され、犠牲にされるのは、母親です。米兵の母の姿も、明日は我が身なのです。
「全体主義国家は経済的か?(11)
〜憲法9条は経済的か?(7)愛は残酷なもの〜」 補記
先日書いたエッセイに付けたしです。
安倍さんは、欧米と同じ9月開始の学制にしたいと言っているようですが、そんな部分を真似るより、入学の門戸はある程度大きく開き、卒業を簡単にはさせないような大学の制度にする、という部分を真似た方がいいと思います。小中高が、大学受験のための予備校のようになってしまって、肝心の大学に入ったら遊びほうけているというのが、日本の教育制度の一番の問題だろうと思います。入ることが重要ではなく、出るまでにいかに学んだかが評価されるようになれば、日本人は変わります。未履修の問題は、受験中心主義がなくなれば、二重基準そのものがなくなるので解決します。いじめの問題も、クラスメート=ライバル(敵)という不信感が理由の一つにあることは間違いないので、減ることと思います。
教育の基本法という根本の部分を国会で議論しているのですから、少子化に伴い、少人数制の教師の負担の少ない学級編成なども含め、具体的かつ本質的な問題を議論していただきたいと思います。
で、やはり、現在の教育基本法に違反する行為(不当な支配)をしてまで、国会議員と内閣と文部科学省が癒着一体化して(三権分立にも違反して)、基本法を変えようとするのは、何かの陰謀のように思えてなりません。
やらせミーティングの続報は以下。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/3f804700cc5ff749855636f2858ab2e9
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20061108/mng_____tokuho__000.shtml
http://www.excite.co.jp/News/politics/20061107233900/20061108M10.135.html
多分、普通に暮らしてると、東京都や各地で教育委員会の通達や強制、解雇の脅しによって先生がどれだけ苦労しているか(自殺、ノイローゼ、退職など)、子供たちや親もその状況をどれだけ不安に思い、怒っているのか、判らないのだろうと思います。
以下、学校からの反対の声の記事
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20061103/mng_____tokuho__000.shtml
与党の教育基本法の射程は、家庭、社会全体なので、ほんとに、先生達の置かれている状況は、明日は我が身なんです。(「茶色の朝」の、今、何頁目だろうと、深く考えると怖くなります)以下、「茶色の朝」の紹介。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4272600478
教育によって、安倍さんはご自分の考えを広めたいと思っているのだろうと、私は書きましたが、実は、この内実はかなり複雑だろうと考えています。まず、安倍さんの周りには色々な利権があり、安倍さんを担ぐことでは一致していても、考え方や目指すものが、それぞれの集団によって異なるだろうから、安倍さんの「考え」が、その内の誰の考えなのかが、判りにくいこと。また、安倍さん自身、周りの人に与えられたペーパーを読むだけの機械ではありませんから、どこかで、ご自分の欲望を具現化させようとするだろうこと。
今までの自民党的利権とは、明らかに異なる利権が安倍さんの周囲にはありそうなので、日本が滅びる可能性は大だと、私は考えています。
以下のきっこの日記で、安倍もしくはアベで日記内を検索すると、すごく沢山、ヒットします。どんな利権がありそうか、皆さんも考えてみて下さい。
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
いずれにしろ、現在の教育基本法を変えるメリットは全くありません。(基本法の下にある、具体的な条例などを国民の立場にたって、変えることが先決)特に、国家権力への縛りをかけている部分は、絶対に、変えてはいけません。(今でさえ、それが守られていないのですから)
また、女性の方々は、与党の法案では男女共学という文言が削られていることを甘く見ない方がいいと思います。教育勅語を暗唱する議員や、男女席を同じうせず、を本気で考えている与党議員は、沢山いるのですから。子供を戦地に行かせるために、まず、利用され、犠牲にされるのは、母親です。米兵の母の姿も、明日は我が身なのです。