2007.04.13 Friday
議会は強行採決の場ではなく、論争の場(でしたよね?)
(以下は転載、リンクOKです。エッセイは非戦を選ぶ演劇人の会の総意ではなく、実行委員個人の責任において書かれています)
まず、簡単に状況説明を。
4/8地方選の一部が終わりました。地方の低投票率にも関わらず、民主党が議席を増やしたようです。
http://www.asahi.com/politics/update/0409/TKY200704080147.html
http://asyura2.com/07/senkyo33/msg/252.html
国民投票法案は、地方選で各議員忙しいにも関わらず、着々と日程消化を企んでいます。
法律の専門家は勿論、反対していますし
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070412k0000m010076000c.html
公聴会でも一般市民は反対していますし(しかも、午後の公聴会は与党の議員の方、お疲れのようで睡眠をとられていたそうです、、)
http://blog.livedoor.jp/magazine9/archives/2007-04.html#20070407
地方議会でも反対決議を採択しています。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200704010946080
4/10民主党が国民投票法案の修正案を出しました。以下のサイトに論点対比表がありますが、なんせ一昨日のことなのでまだ細かく読めていません。
http://www.news-pj.net/
新聞記事を信用すると「公務員の運動は制限せず」、「テレビCMは禁止、新聞無料広告の規定は削除」と、今までの審議が反映され、国民の側にたった一定の公平性が確保されているようです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070410k0000e010051000c.html
http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007041001000164.html
さて、これに対して、与党は、どういう論戦をはっているかというと?
不思議なことに、双方の修正案を比較対照し、与党案の方が、このように、国民のことを考えている、という説明もせず、その修正は優れているからこちらの法案にも取り入れようとも言わず、なんだか判らない理由で、修正は出来ないと言い、
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070411k0000m010151000c.html
4/12(今日!)自民、公明両党は委員会(強行?)採決の方針のようです。
勿論、野党は反対しています。(国民だって、修正案についての審議や、まだ残っている問題点の審議を当然、望んでいます)
http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007041101000693.html
最低投票率に関しては、小選挙区制下の問題でもあるようなので、是非、国民の多数の意見を汲み上げるためにも、更なる修正を加え、導入していただきたいです。
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005
以上、駆け足で説明で恐縮です。(こんな大事なことを駆け足で説明したくなんかないんですけど、、。与党の審議(無視)日程が全ての元凶です!考える時間、話し合う時間を国民に与えない作戦なのでしょうか?)
国民の期待を裏切らない審議継続を強く求めます。(特に、公明党の皆さんに!)
くまがいマキ
PS. 総務省の放送法「改正」法案が閣議決定され、国会に出されました。
http://www.soumu.go.jp/menu_04/k_houan.html
「事実か事実じゃないかを、行政が判断し、報道、バラエティ、ドラマなどあらゆる分野に介入してくる可能性をもった」法案のようです。民放連、NHKなどはすぐに反対を表明したようですが、これは放送事業者だけの問題でなく、表現者全てと視聴者全て、国民全てに関わる問題だと思います。ただでさえ、政治家や官僚の不祥事は追求されず、追求されても言い逃れで責任をとらず、政権に都合の悪い情報は流さないという現状を無視して(行政に対する規制強化は一切せず)、国民の側にばかり制限を加えようなど、とんでもないです!
この方向性の延長上に、憲法改悪が待っていることは間違いありません。
こつこつと、その芽をつみ、国民が行政に命令の出来る「憲法」を守りましょう。(間違っても、政治家や行政が国民に命令をする「憲法」を選んじゃったりしませんように!ほんとに、あぶないんですから、、、)
(続き!)
議会は強行採決の場ではなく、論争の場(だったはずなのに!)
安倍さんはやるといったら必ずやります。国民の99%がたとえ反対しても、やるといったら、やるんでしょう。改憲法、明日衆院通過、4/16参院入りで、5/3成立の予定とのこと。夏の参院選の時には、国民の大半は強行採決なんて忘れてるよ、だってばかなんだから、と思っての作戦でしょう。(自民と公明の支持者にどこまではたらきかけられるかが、ポイントです。野党支持者は当然、みんな怒ってますから)
http://www.excite.co.jp/News/politics/20070412211400/20070413M10.117.html
4/12午後の委員会(3時半〜5時半位まで)ずっと見てましたが、最後の社民党の辻元議員の質疑は良かった。今まで気づかなかったことを教えていただきました。与党案は「部分改正」だという前提で、今まで全ての(可決された修正案も含めて)法内容を固めていましたが、安倍さんは全面改正だ!と言って憲法草案を出している、その矛盾。安倍さんの言う全面改正は、与党案の改憲法でも民主案でも、出来ないということをそれぞれの代表に確認し、何故、そんな認識の違いがあるのかという指摘をされていました。また、海外に視察に行った際、外国の方々は、公務員規制を何故行なうのか判らない、みんな不思議そうな顔をしていたと指摘。それに対する自民の保岡さんの回答、ひどかったですよ。とても意地悪く解釈すると、公務員に規制をするのは、公務員は賄賂で動く可能性がある、ともとれます。CM規制をしないのは、そこに賄賂はありえないから、という解釈なのでしょうか?ヨーロッパの常識では考えられない解釈です。(以下から、4/12の日本国憲法調査特別委員会を選んで、是非、見て下さい。非常に勉強になりました。いや〜、上記以外にも色々ありますよ。九条の会に公務員は入っちゃいけないと自民の船田さんは言ってますよ〜。葉梨さんの立て板に水のお話もむかつきますよ〜。知事や市長は特別だから何やってもいいんですって!でも、地方の首長はだめ?公務員の方々は必見です!俺は国民なのか?憲法のことを考えたり言ったりしちゃいけないのか?と色々考えましょう!)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm
(最後の方の「議会は話し合いの場です」との中山太郎氏の言葉、そっくりそのままお返し致します。「だったら審議打ち切んなよな」一言、皆さん話し合いを続けましょうと、委員長権限使えば済むことじゃないですか?)
最近の世論調査では、改憲への慎重論は、やはり増えているようです。(そりゃ、国民無視の国会運営や、安倍さんのアンチ専守防衛(アメリカをがんばって防衛しよう=集団的自衛権)推進や、外国からの慰安婦問題非難や、ブッシュ政権も認めているイラク開戦理由のミスリード問題をいまだに認めていない日本政府、、、、という、改憲派も不安になる一方の状況なので、当たり前だと思います)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6100/news/20070405it11.htm
社民党の保坂議員によると、国民投票法案だけでなく(!)、「金額」「積算根拠」を明示しないまま白紙の請求書をアメリカ側に委ねるような米軍再編法案と、文部科学委員会を出し抜いて「教育3法」成立のための特別委員会を国会に設置する採決を議院運営委員会で行なうことも、(多分)安倍さんの指示で、いっぺんに4/12(今日!)行なう作戦だったようで、なんなんだ〜!!!という安倍暴走(自滅?)内閣です。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/a80fa0add2428f7e0f07f4e3fff84964
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/21fc5ca928b439f66acf03c5a5ce92e6
私もここのところ、ほぼ毎日、政治記事は追っているつもりだったのですが、上記の米軍再編法案のことや、国会骨抜きの「教育3法の与党案のためだけの特別委員会設置」なんてことは、知りませんでした。これ、普通のジャーナリズムで追っているところあったんでしょうか?(以下のニュースにはこんなこと全く書いてない!)
http://www.excite.co.jp/News/politics/20070412200331/Kyodo_OT_CO2007041201000674.html
地方選の間に、問題法案全部通しちゃえ作戦だったんでしょうか?(作戦参謀は誰だ!?)
教育三法のおかしな動きや米軍再編法に関しては辻元議員のブログにも記述がありました。
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2007/04/11-1239.html
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2007/04/12-1243.html
ちょっと憲法の専門の方にお聞きしたいんですが、こうした議会無視・国民無視の手続きって、違憲にならないんでしょうか?
ここまで、普通の国民も内容を知れば疑問を感じる法案内容と国会運営に対して、自民党の方々は、なにも思わないんでしょうか?全ての選挙が終わるまで安倍さんに逆らえないのでしょうか?で、負けたら、全部、安倍さんに責任かぶせちゃえ作戦なんでしょうか?(例えば、石原都知事は、安倍さんと自民の応援受けちゃいましたから、この米軍再編法案にも何も言わないんでしょうか?それで恥ずかしくないんでしょうか?)おれは、とっても、恥ずかしいですよ。
くまがいマキ
PS. この問題は、追っかけますよ〜!
あ、あと皆さん、最終的には憲法が勝負なんで、怒り過ぎて無駄な力を使わずに、効率よく、国民の7割を説得していきましょうね!地道に仲間を増やしたもん勝ちです。
(以下は転載、リンクOKです。エッセイは非戦を選ぶ演劇人の会の総意ではなく、実行委員個人の責任において書かれています)
まず、簡単に状況説明を。
4/8地方選の一部が終わりました。地方の低投票率にも関わらず、民主党が議席を増やしたようです。
http://www.asahi.com/politics/update/0409/TKY200704080147.html
http://asyura2.com/07/senkyo33/msg/252.html
国民投票法案は、地方選で各議員忙しいにも関わらず、着々と日程消化を企んでいます。
法律の専門家は勿論、反対していますし
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070412k0000m010076000c.html
公聴会でも一般市民は反対していますし(しかも、午後の公聴会は与党の議員の方、お疲れのようで睡眠をとられていたそうです、、)
http://blog.livedoor.jp/magazine9/archives/2007-04.html#20070407
地方議会でも反対決議を採択しています。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200704010946080
4/10民主党が国民投票法案の修正案を出しました。以下のサイトに論点対比表がありますが、なんせ一昨日のことなのでまだ細かく読めていません。
http://www.news-pj.net/
新聞記事を信用すると「公務員の運動は制限せず」、「テレビCMは禁止、新聞無料広告の規定は削除」と、今までの審議が反映され、国民の側にたった一定の公平性が確保されているようです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070410k0000e010051000c.html
http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007041001000164.html
さて、これに対して、与党は、どういう論戦をはっているかというと?
不思議なことに、双方の修正案を比較対照し、与党案の方が、このように、国民のことを考えている、という説明もせず、その修正は優れているからこちらの法案にも取り入れようとも言わず、なんだか判らない理由で、修正は出来ないと言い、
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070411k0000m010151000c.html
4/12(今日!)自民、公明両党は委員会(強行?)採決の方針のようです。
勿論、野党は反対しています。(国民だって、修正案についての審議や、まだ残っている問題点の審議を当然、望んでいます)
http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007041101000693.html
最低投票率に関しては、小選挙区制下の問題でもあるようなので、是非、国民の多数の意見を汲み上げるためにも、更なる修正を加え、導入していただきたいです。
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005
以上、駆け足で説明で恐縮です。(こんな大事なことを駆け足で説明したくなんかないんですけど、、。与党の審議(無視)日程が全ての元凶です!考える時間、話し合う時間を国民に与えない作戦なのでしょうか?)
国民の期待を裏切らない審議継続を強く求めます。(特に、公明党の皆さんに!)
くまがいマキ
PS. 総務省の放送法「改正」法案が閣議決定され、国会に出されました。
http://www.soumu.go.jp/menu_04/k_houan.html
「事実か事実じゃないかを、行政が判断し、報道、バラエティ、ドラマなどあらゆる分野に介入してくる可能性をもった」法案のようです。民放連、NHKなどはすぐに反対を表明したようですが、これは放送事業者だけの問題でなく、表現者全てと視聴者全て、国民全てに関わる問題だと思います。ただでさえ、政治家や官僚の不祥事は追求されず、追求されても言い逃れで責任をとらず、政権に都合の悪い情報は流さないという現状を無視して(行政に対する規制強化は一切せず)、国民の側にばかり制限を加えようなど、とんでもないです!
この方向性の延長上に、憲法改悪が待っていることは間違いありません。
こつこつと、その芽をつみ、国民が行政に命令の出来る「憲法」を守りましょう。(間違っても、政治家や行政が国民に命令をする「憲法」を選んじゃったりしませんように!ほんとに、あぶないんですから、、、)
(続き!)
議会は強行採決の場ではなく、論争の場(だったはずなのに!)
安倍さんはやるといったら必ずやります。国民の99%がたとえ反対しても、やるといったら、やるんでしょう。改憲法、明日衆院通過、4/16参院入りで、5/3成立の予定とのこと。夏の参院選の時には、国民の大半は強行採決なんて忘れてるよ、だってばかなんだから、と思っての作戦でしょう。(自民と公明の支持者にどこまではたらきかけられるかが、ポイントです。野党支持者は当然、みんな怒ってますから)
http://www.excite.co.jp/News/politics/20070412211400/20070413M10.117.html
4/12午後の委員会(3時半〜5時半位まで)ずっと見てましたが、最後の社民党の辻元議員の質疑は良かった。今まで気づかなかったことを教えていただきました。与党案は「部分改正」だという前提で、今まで全ての(可決された修正案も含めて)法内容を固めていましたが、安倍さんは全面改正だ!と言って憲法草案を出している、その矛盾。安倍さんの言う全面改正は、与党案の改憲法でも民主案でも、出来ないということをそれぞれの代表に確認し、何故、そんな認識の違いがあるのかという指摘をされていました。また、海外に視察に行った際、外国の方々は、公務員規制を何故行なうのか判らない、みんな不思議そうな顔をしていたと指摘。それに対する自民の保岡さんの回答、ひどかったですよ。とても意地悪く解釈すると、公務員に規制をするのは、公務員は賄賂で動く可能性がある、ともとれます。CM規制をしないのは、そこに賄賂はありえないから、という解釈なのでしょうか?ヨーロッパの常識では考えられない解釈です。(以下から、4/12の日本国憲法調査特別委員会を選んで、是非、見て下さい。非常に勉強になりました。いや〜、上記以外にも色々ありますよ。九条の会に公務員は入っちゃいけないと自民の船田さんは言ってますよ〜。葉梨さんの立て板に水のお話もむかつきますよ〜。知事や市長は特別だから何やってもいいんですって!でも、地方の首長はだめ?公務員の方々は必見です!俺は国民なのか?憲法のことを考えたり言ったりしちゃいけないのか?と色々考えましょう!)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm
(最後の方の「議会は話し合いの場です」との中山太郎氏の言葉、そっくりそのままお返し致します。「だったら審議打ち切んなよな」一言、皆さん話し合いを続けましょうと、委員長権限使えば済むことじゃないですか?)
最近の世論調査では、改憲への慎重論は、やはり増えているようです。(そりゃ、国民無視の国会運営や、安倍さんのアンチ専守防衛(アメリカをがんばって防衛しよう=集団的自衛権)推進や、外国からの慰安婦問題非難や、ブッシュ政権も認めているイラク開戦理由のミスリード問題をいまだに認めていない日本政府、、、、という、改憲派も不安になる一方の状況なので、当たり前だと思います)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6100/news/20070405it11.htm
社民党の保坂議員によると、国民投票法案だけでなく(!)、「金額」「積算根拠」を明示しないまま白紙の請求書をアメリカ側に委ねるような米軍再編法案と、文部科学委員会を出し抜いて「教育3法」成立のための特別委員会を国会に設置する採決を議院運営委員会で行なうことも、(多分)安倍さんの指示で、いっぺんに4/12(今日!)行なう作戦だったようで、なんなんだ〜!!!という安倍暴走(自滅?)内閣です。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/a80fa0add2428f7e0f07f4e3fff84964
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/21fc5ca928b439f66acf03c5a5ce92e6
私もここのところ、ほぼ毎日、政治記事は追っているつもりだったのですが、上記の米軍再編法案のことや、国会骨抜きの「教育3法の与党案のためだけの特別委員会設置」なんてことは、知りませんでした。これ、普通のジャーナリズムで追っているところあったんでしょうか?(以下のニュースにはこんなこと全く書いてない!)
http://www.excite.co.jp/News/politics/20070412200331/Kyodo_OT_CO2007041201000674.html
地方選の間に、問題法案全部通しちゃえ作戦だったんでしょうか?(作戦参謀は誰だ!?)
教育三法のおかしな動きや米軍再編法に関しては辻元議員のブログにも記述がありました。
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2007/04/11-1239.html
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2007/04/12-1243.html
ちょっと憲法の専門の方にお聞きしたいんですが、こうした議会無視・国民無視の手続きって、違憲にならないんでしょうか?
ここまで、普通の国民も内容を知れば疑問を感じる法案内容と国会運営に対して、自民党の方々は、なにも思わないんでしょうか?全ての選挙が終わるまで安倍さんに逆らえないのでしょうか?で、負けたら、全部、安倍さんに責任かぶせちゃえ作戦なんでしょうか?(例えば、石原都知事は、安倍さんと自民の応援受けちゃいましたから、この米軍再編法案にも何も言わないんでしょうか?それで恥ずかしくないんでしょうか?)おれは、とっても、恥ずかしいですよ。
くまがいマキ
PS. この問題は、追っかけますよ〜!
あ、あと皆さん、最終的には憲法が勝負なんで、怒り過ぎて無駄な力を使わずに、効率よく、国民の7割を説得していきましょうね!地道に仲間を増やしたもん勝ちです。